巷で人気の『コケリウム』、実は僕もハマってます。
そのコケリウムを始めるにあたり「苔」について色んな書籍で勉強していたのですが、「苔」にもたくさんの種類があり、それぞれ色々な特徴があり、見た目も様々で、かなり奥が深いということを知りました。

僕は気になってしまうととことん追求したくなる性格です。

狭い部屋で本なんか読んでる場合では無い!
ということで、自然の「苔」を間近で研究するために、長野の山奥へ『苔旅』へ行ってきました。
「小坂鯉店 辰野店」で腹ごしらえ
今回は長野出身の友人N氏の家が所有する山へ行く予定なのですが、ちょうど昼時に長野入りしたこともありお腹ペコペコ状態。
ということで山へ入る前の腹ごしらえに地元民オススメの名店へ連れて行ってくれました。

友人N氏に連れて来てもらったお店は辰野町にある『小坂鯉店』。ここでは鯉や鰻など新鮮な川魚を食べることができるのですが、今回は友人N氏のオススメ「鯉の洗い」と「うな丼」を頂きます。

鯉を食べるのは人生初となりますが、生け簀にいた鯉は多摩川などで見かけるようなごく普通の鯉でした。見た目だと独特な臭みや癖がありそうなのですが…。

こちらが捌かれた鯉です。先ほどのドス黒さからは想像も出来ないくらい綺麗な姿です。
食べてみると臭みも癖もなく非常に美味。
さて、続いて登場したのが昼食の主役である『うな丼』。

鰻は関東と関西で焼き方が違ったりタレの味などでも好みが分かれますが、脂のよく乗った肉厚ボディ・パリッと焼きあがった皮・米がすすむ甘く濃厚なタレ。そしてさりげなく添えられているお漬物と肝吸い。
ドンピシャで僕のツボにハマりあっという間に完食しました。
いざ、山へ
腹ごしらえがすんだところで早速山へと向かいます。今回お邪魔した山は友人N氏の私有地なので場所は伏せますが、想像以上の秘境でした。

一本の小さな滝沿いを登りながら苔を観察しましたが、かなりたくさんの種類の苔を見つけることができました。しかしながらまだ苔初心者のため、どの苔がなんという苔なのかは全くわかりません。

基本的には水の周辺に苔が自生しているのですが、その中でも水に近いところと遠い場所では生えている苔の種類に違いがあり苔の好む湿度にも違いがあるようです。

図鑑やネットで苔の種類について調べることができますが、見た目の微妙な違いを見分けるのは初心者には至難の技でした。

しかも一箇所に数種類の苔が生えていることも多いのでよく観察する必要があります。

水辺から離れたところには全く違った種類の苔を発見しました。この苔はヤシの木みたいでとても特徴的だったので僕も知っていました(自信あり)。

小さな滝を離れて川へ移動しました。ここが車で行ける限界地点とのことで、さらに秘境感が漂います。ここでも苔を探しましたが、先ほどの山ほどは苔を見つけることはできず。

産直市場グリーンファームへ

苔観察を思う存分楽しんだあと、N氏の勧めでグリーンファームへやってきました。道の駅のような感じで地元の農産物を買うことができたり、ちょっとした牧場があって動物たちに触れ合うことができます。
我が家のフトアゴ用に小松菜を購入したのですが、東京のスーパーの3倍くらいの量が入って100円と破格でした。写真を撮り忘れたので代わりにやたらと僕に懐いていたヤギを載せておきます。

元祖ソースかつどん「青い塔」で夕食
ヤギと戯れお腹もペコペコになったので夕食タイムです。当初は伊那市の名物「ローメン」を食べる予定だったのですが時間の都合で断念。今回は伊那市の名物「ソースカツ丼」を食べに「青い塔」へ行くことになりました。

ソースカツ丼といえば群馬や福井など有名な場所はたくさんありますが、伊那市もソースカツ丼が有名のようです。

ジューシーで肉厚なお肉は2センチくらいあったと思います。そして何よりソースが秀逸でしで、しっかりとしたソースの旨味はあるもののグイグイ前へ出てこないので肉の味をしっかりと味わうことができます。
今まで各地でソースカツ丼やタレカツ丼を食べましたが、ソースの印象しか残らない店も多いんですよね。
ここのソースカツ丼は美味しいです。
旅は温泉で締めくくり
長野旅の最後は温泉で締めくくりました。疲れていたので外観写真を撮るどころか温泉の名前すら覚えていないので、風呂上がりに休憩所でいただいたビールの写真を載せておきます。

まとめ
東京からだと思っていたほど遠くなく早朝に出発すれば日帰りでも十分楽しめる長野県。ただ泊まりの方が時間を気にしなくて済むので、次回は泊まりで計画しようと思います。
今回の旅の目的だった苔ですが、やはり実際に自生している本来の姿を見ることでコケリウムに対する姿勢が変わりました。次回の苔旅の前にまずは苔の種類を覚えるところから始めようと思います。