フトアゴヒゲトカゲを飼育していると、病院や日光浴など生体を連れて外出する機会が訪れます。そんな時にあると便利なのがフトアゴ用のハーネスですが、商品数も少なくなかなか格好いいデザインの物がありません。

無いものは、作る!
と言うことで、突然ですが『レザークラフト』を始めることにしました。
道具は何を揃えれば良い?
『レザークラフト』を始めるには道具を揃える必要がありますが、初心者の僕には何を揃えれば良いのやらチンプンカンプン。
と言うことで『レザークラフト』を生業にしている友人のアドバイスを求めたところ、バラで買うより初心者向けのコンプリートキットを買い、さらに必要な物を買い足すのが楽で経済的とのことだったので早速ポチリ。
ネットでは色々な『レザークラフト』のコンプリートキットが販売されていますが、その中でも友人の勧めで購入したコンプリートキットのセット内容を紹介します。
コンプリートキットのセット内容
4本菱目打ち

手縫いの縫い目を開ける時に使用します。想像するに結構な力が要りそうですね。1.5mmと2.5mmの二種類が入っていました。
2本菱目打ち

先ほどの菱目打ちの2本バージョン。手縫いの縫い目の曲がり角の部分を開ける時に使用します。こちらも1.5mmと2.5mmの二種類が入っていました。
丸錐(まるぎり)

『レザークラフト』以外でもよく目にする道具ですね。型紙を革に写す時などに印付けに使用します。
菱錐(ひしぎり)

菱目打ちの1本バージョンみたいな物でしょうか。菱目打ちで開けた穴がしっかりと貫通していなかった時などに縫い目の修正に使用します。
へり落とし(0.8mm)

革のコバ(切れ端)の形成に使用します。革製品の全てはコバの仕上げ方で決まると友人が言っていました。
木槌とゴム板

菱目打ちやハトメ抜きの打ち込みに使用します。なるほど、これでドスんと穴を開ける訳ですね。友人曰くゴム板を敷いたとしても結構な衝撃が床に伝わるのでマンションやアパートだと近隣からクレームがくる可能性があるとのこと。
実際友人は苦情が来たので夜な夜な公園で菱目打ちをしていたら職質されたそうです。
メリケン針

手縫い用の針です。手縫いは最低2本の針を使います。革は先に穴を開けてから縫うので、先端をヤスリで丸くしてから使用すると引っかかりにくく縫いやすくなるそうです。
ジラコヘラ

ボンドを塗る時に使用します。先端が斜めになっているので細かい部分は先を使い、広い部分には全体を使うなど色々なサイズに対応しています。
エスコード麻糸(細・太)

手縫い用の糸です。麻糸なのでよりが若干戻りやすいのでロウを擦り込んで使用するのが一般的だそうです。
ミニロウ

手縫い用糸に擦り込んで使用します。毛羽立ちを押さえ、ほつれにくくなります。
ネジ捻

初めて見る道具で読み方もわかりませんでしたが、ねじねんと読むそうです。革に筋を入れる時に使用します。
白ボンド

革と革の接着に使用します。水溶性で扱いやすく、乾くと半透明になります。接着したい面の両面に塗ってから貼り合わせるのが基本的な使い方です。
トコノール(無色)

革の床面・コバの仕上げ剤です。これで気が済むまで磨き上げます。
コバ磨き帆布

その名の通り、コバ磨きに適した帆布(はんぷ)です。トコノールとこの帆布を使用してコバを仕上げます。
まとめ
以上、合計18点セットで¥10,422でした。初心者に必要な道具が一通り揃っているので、とりあえず革を購入すればすぐに『レザークラフト』を始めることができます。
『レザークラフト』を始めたいけど何を揃えればわからない人は、まずこのコンプリートキットを買ってみてから足りないものを買い足していくのがおすすめです。