本記事のリンクには広告が含まれています。
フトアゴヒゲトカゲのモルフ(種類)
フトアゴヒゲトカゲは品種改良が進み肌の質感・カラー・爪の透明感・柄などなど多種多様です。
お迎えしたいけど、将来どんなアダルトになるのか気になる…
という人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、フトアゴヒゲトカゲの多種多様なモルフをご紹介します。
全国のフトアゴ飼育者様からご提供いただいたモルフの写真つきで紹介するので、フトアゴヒゲトカゲのモルフを知りたい人はぜひ最後までご覧ください。
フトアゴヒゲトカゲのモルフとは?
野生のフトアゴヒゲトカゲはいわゆるノーマルと言われる品種なわけですが、同じノーマルでも個体の生息地によって色や柄に異なる特徴がでます。また突然変異によっても色や柄に特徴的な個体が生まれることがあります。
これらのノーマルとは異なる特徴を持つ個体同士を選別交配していき、色や柄などの特徴が確立した品種をモルフと呼びます。
また異なるモルフ同士を交配すると複数の特徴が子供に受け継がれます。
これをコンボモルフと呼び、組み合わせによってたくさんのバリエーションが存在することになります。
ノーマルのフトアゴヒゲトカゲ
野生で見られる品種改良されていない元祖フトアゴヒゲトカゲです。次々と新しいモルフが登場し、カラフルだったり柄が目新しいモルフの方が人気があるため、流通量が少なく将来的に最も貴重な存在になるかもしれません。
ハイカラー
ブラッドレッド
フトアゴの中でも人気のレッド系。赤の濃度によって細かく分類されて流通しています。赤系といっても濃いオレンジに近い個体が多く、赤が濃くなるほど稀少性が高まります。
スーパーレッド
スーパーイエロー
レザーバックのフトアゴヒゲトカゲ
その名の通り背中がレザー(革)のように滑らかな品種です。またフトアゴの特徴であるトゲ状の鱗も少なくワイルドさが和らいでいる印象です。
ちなみにレザーバックにはイタリア版の『イタリアンレザーバック』とアメリカ版『アメリカンスムージー』の2種類があり、違いに関しては遺伝やら何やらの話が絡んで来てややこしい話になるのでまた改めて紹介しようと思います。
レッドレザー
シルクバックのフトアゴヒゲトカゲ
レザーバックよりもさらに皮膚が薄く滑らかで、爬虫類というより両生類のような肌触りの品種です。
実際に見るとほんとに皮膚が薄く、風邪引くんじゃないかと心配になります。ちなみにシルクバックはレザーバック同士の交配によって生まれてくるそうです。
トランスルーセントのフトアゴヒゲトカゲ
トランスルーセントとは半透明と言う意味で、皮膚が透けている品種です。また目が黒い(白目が無い)のも大きな特徴で、とても可愛らしい表情が人気です。(※中にはノーマルアイ・リングアイの個体もいるようです)
イエローレザートランス
スーパーレッドトランス
スーパーレッドハイポトランス
ハイポのフトアゴヒゲトカゲ
黒色色素が減少した品種です。黒色色素が少ないため体色が白っぽかったり、個体の持つ色が綺麗に表れるのが特徴です。
また通常は黒いはずの爪が透明(または黒い筋が残る程度)になるのが特徴で、別名クリアネイルとも呼ばれています。
さらに見た目は普通で黒爪にも関わらずクリアネイルの遺伝子をもったクリアネイルへテロや、ハイポではないクリアネイルの個体も存在します。
イエローハイポ
ホワイトハイポ
ハイポタイランドレッド
スーパーレッドハイポ
オレンジハイポ
ハイポハイカラーオレンジ
リューシスティックのフトアゴヒゲトカゲ
白変種と呼ばれ体色の白さが特徴的な品種です。ほとんど柄も無く真っ白に近い個体もいるようですが、薄ら柄が残る場合が多いようです。
ちなみにアルビノのように黒色色素が欠損している訳ではないので目は黒く、爪はクリアネイルになります。
ウィットブリッツのフトアゴヒゲトカゲ
全く柄が無い上に体色が非常に淡くとても綺麗な品種です。最近ショップでもよく見かけるようになりましたが、それでもまだまだ高額で取引されています。
ウィットブリッツレザー(イエロー)
ZERO(ゼロ)のフトアゴヒゲトカゲ
全く柄が無く限りなく無色(白)に近い品種です。ウィットブリッツに似ていますが別物で、完全版リューシスティックという表現をされることもあるようです。流通量が少なく金額もかなり高額となっています。
ハイポZEROhetトランス
ダナーのフトアゴヒゲトカゲ
ほかのモルフと尻尾の柄とお腹のストレスマークが違うのが大きな特徴です。またヒゲも不揃いでワイルドな印象です。
ストライプのフトアゴヒゲトカゲ
模様が繋がりストライプ状になった柄が特徴的なモルフです。
オレンジハイポトランスストライプ
パラドックスのフトアゴヒゲトカゲ
柄が不規則に表れる珍しい品種ですが、情報が少なく詳しいことはよくわかりません。
ヴィティキンスドラゴン
フトアゴヒゲトカゲとランキンスドラゴンのハイブリッド種です。正確にはモルフには分類されませんが一応紹介しておきます。
フトアゴヒゲトカゲの大きな頭とランキンスドラゴンの小さな体を引き継いでしまっているので、なんともいえない体型をしています。
日本での流通は珍しく、価格も高額で取引されています。
まとめ
フトアゴヒゲトカゲのバリエーションは非常に幅広く奥深く、同じモルフでも柄や発色の仕方が様々でまさに十トカゲ十色といった感じです。
この図鑑が少しでもフトアゴお迎えのお役に立てれば幸いです。