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賃貸DIY!ラブリコ(LABRICO)と野地板を使った木の壁の作り方
部屋の壁をお洒落な木の壁にしたいけど、賃貸マンションだからできない…。
そんな悩みで夜も眠れないそこのあなた!とりあえずこちらをご覧ください。
ありふれた賃貸マンションの一室が、木の壁と剥がせる壁紙とクッションフロアだけでこんなに雰囲気が変わります。
もちろん壁や床は無傷のままなので、引っ越しのときは簡単に原状回復可能です。
しかも業者にはいっさい頼らず、全てDIYでできるんです!
あなたにもできる!
そこでこの記事では、賃貸マンションの壁や床を傷つけずにラブリコ(LABRICO)と野地板を使って木の壁を作る方法を詳しく解説します。
ラブリコで木の壁を作るメリット
壁面に棚やフックを取りつけることができる
壁面収納を作るには壁面に棚やフックを取りつける必要がありますが、コンクリートの壁や賃貸マンションでは難しいのが現実です。
しかし、木の壁を作ることによって好きな場所に棚やフックの取りつけが可能になります。
好きな色に塗装できる
DIYで木の壁を作る場合、無塗装の木材をホームセンターで購入するのが一般的です。
もちろん無塗装の状態でも壁を作ることもできますが、塗装してから壁を作ることで部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
剥がせる壁紙でも賃貸マンションの壁の色を変えることは可能ですが、色を変えるだけで棚やフックは取りつけることができません。
壁面の色によって部屋の雰囲気を変えつつ、棚やフックを加工できるのは木の壁を作る最大のメリットです。
ラブリコで木の壁を作る材料
ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター
木の壁を作る方法はいろいろありますが、個人的におすすめなのは「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」を使った方法です。
2×4材を床と天井に突っ張って柱を立てて、木の板を貼りつけることで木の壁を作ることができます。
床と天井で突っ張るだけなので、賃貸マンションでも壁や床を傷つけることなく使用できます。
詳しくは「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスターの使い方 | 賃貸DIYで作る棚や壁の実例集」をご覧ください。
2×4材(SPF)
木の壁の基礎となる柱には2×4材を使用します。
DIYの定番ともいえる木材で、ホームセンターなどで購入できます。
この2×4材は木の壁の基礎となるため、必ず反りや歪みがないものを選びましょう。
野地板(杉)
2×4材の柱に貼りつける板には杉の野地板を使用します。
野地板はもともと屋根の下地材として使われる木材で、ホームセンターで購入できます。
軽く柔らかいためDIYに使いやすく安価で購入できるので、木の壁のように大量に使用するDIYにおすすめです。
ただし切りっぱなしの状態で販売されているので、表面や角のサンディングや乾燥などの下処理に手間がかかります。
また未処理の野地板からはかなりの木屑が出るので、車で持ち帰る場合はブルーシートなどで養生しないと車内が大変なことになります。
処理済みの野地板を販売しているホームセンターもあるので、もろもろの処理がめんどくさい人はお金で解決してしまってもいいでしょう。
ワトコオオイル
野地板の塗装には「ワトコオイル」のダークウォルナットを使用します。
野地板は「ワトコオイル」がとても浸透しやすく、木目までしっかりと染めることができます。
この木目が逆にイメージにあわないようであれば、ワックス系の塗料に変えるなどして理想のイメージになるように調整しましょう。
ワックス系でおすすめな塗料は「オスモカラー ウッドワックス」です。
ビス
野地板を2×4材に貼りつけるためのビスは、柔らかい木材でも割れにくい「スリムねじ」がおすすめです。
2×4材の厚さが38mmなので38mm以内の長さのものを選びましょう。
ラブリコで木の壁を作る方法
賃貸DIYにおいてもっとも重要なことは、事前計画をしっかりと練ることだと思っています。
実際に僕はDIYでなにかを作るときは必ず図面を作ります。
もちろん失敗から得ることもたくさんありますが、事前に計画を練り図面を作っておくと「なにがダメだったのか」を把握しやすくなりDIYの成長スピードは確実にはやくなります。
僕なんかは図面を作っているときが1番楽しいです(笑)
手書きでもかまわないので、必ず図面を作ることをおすすめします。
まずは木の壁に必要な材料を割りだすために図面を作ります。
僕はPCで作りますが、手書きでもかまいません。
図面を作る目的は2つ。
- 野地板の長さと必要な枚数を知る
- 2×4材の長さと必要な本数を知る
購販売している野地板のサイズをあらかじめ調べておき、図面に落とし込んで野地板が何枚必要なのかを割りだしましょう。
2×4材の長さは、「設置する場所の床から天井までの高さ」-「95mm」で割りだすことができます。
2×4材の本数は求める強度によっても変わりますが、野地板1枚の長編に対して2.5〜3本を目安にしています。
野地板と2×4材を図面通りのサイズでカットします。
自分でカットするのが苦手な人は木材を購入したホームセンターでカットしてもらいましょう。
そのときに自分で作った図面を見せるとスムーズです。
束で販売している野地板は未乾燥のものが多く、使用前にしっかりと乾燥させる必要があります。
野地板は乾燥時に反りやすいですが、多少の反りであれば2×4材に貼りつけることで矯正できます。
しかし、あまりにも反りすぎているとビス打ちするときに野地板が割れてしまいます。
野地板が反らないように、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させるようにしてください。
未処理の野地板は表面や角がとても粗いので、必ずサンディングします。
表面の仕上がりに究極を求めるならプレナーやサンダーなどを使うことになりますが、DIYでは現実的ではないので「ハンドサンダー」がおすすめです。
手動なのでかなり体力は消耗しますが、頑張りましょう。
もし楽に仕上げたいというのであれば電動サンダーの導入を検討してください。
サンディングが終わったら野地板を「ワトコオイル」で塗装します。
ハケを使ってたっぷりと野地板に塗り、余分な塗料はウェスなどで拭き取ります。
1度塗りでも十分すぎるくらいよく染まります。
2度塗りしてウェット研磨すると表面の仕上がりがとても綺麗になりますが、今回は木材の荒さを残したかったので1度塗りで終わりにしました。
すべての野地板を塗装したら24時間ほど乾燥させます。
2×4材はほとんど野地板で隠れるため全塗装する必要はありませんが、部分的に塗るのも気持ち悪いので全塗装しました。
木の壁を作る壁面に「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」を使って2×4材を突っ張り柱を立てます。
今回は5本(野地板1枚あたり2.5本)の柱を立てました。
立てた柱にビスで野地板を貼りつけます。
図面通りに下から順番に貼りつけていくとスムーズに作業が進みます。
ここで図面の正確さがものをいうので、あらかじめしっかり計画を練って図面を作りましょう。
野地板をすべて貼り終わったら完成です。
いかがでしょう、賃貸マンションとは思えないカッコよさです。
ラブリコで作った木の壁の収納例
木の壁に棚やフックをつけることで、自由自在に収納スペースを作ることができます。
1×8材で作った棚
「L型棚受」と1×8材(SPF材)を使用して棚を作りました。
棚の高さや位置は置くものによって自由に変更可能です。
失敗しても野地板にビス穴があいてしまう程度なので、何度でもやり直しができます。
個人的には野地板に傷が多いほうがかっこいいと思うので、無断に穴を開けてます。
イレクターパイプ作った棚
棚板をつけるだけでは物足りないという人におすすめなのが、「イレクターパイプ」を使って棚を作る方法です。
ガス管を使用したDIYが人気ですが、ガス管に比べると「イレクターパイプ」はかなり安価で購入できます。
「アイアンペイント」で塗装するとインダストリアルな男前インテリア系の棚を作ることができます。
ガンラック
「ツールダブルフック」を取りつけてエアガンをディスプレイすればガンラックも作れます。
木の壁とエアガンの相性は抜群です。
キャンプ用品収納
キャンプ用品はフックを使ってディスプレイしました。
頻繁にレイアウトを変える可能性があるキャンプ小物は、「ウッディパンチングボード」を使ってディスプレイしました。
まとめ
「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」を使うことで、賃貸マンションでも床や壁を傷つけることなくお洒落な木の壁を作ることができます。
木の壁を作ることで雰囲気だけでなく実用性もアップするので、賃貸マンションに住んでいる人はぜひ挑戦してみてください。
趣味部屋の全貌については「ルームツアー | 賃貸DIYで作れるおしゃれな趣味部屋」で解説しているので、賃貸DIYの参考にぜひご覧ください。