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ルームツアー | 賃貸DIYで作れるおしゃれな趣味部屋
自分の部屋をDIYでおしゃれな部屋にしたいけど、賃貸マンションだからという理由で諦めていませんか?
あきらめるのはまだ早い!
まずはこちらをご覧ください。
僕の部屋(賃貸マンション)の写真です。ご覧のとおりごく一般的なザ・賃貸マンションといった感じです。
その部屋をDIYで趣味部屋(兼仕事部屋)に改装した写真がこちら。
どうでしょう、同じ部屋とは思えない大変身っぷりだと思いませんか?
業者には頼らずに全てDIY。もし引っ越すことになっても簡単に原状回復可能です。
しかも材料や道具はホームセンターで揃うものしか使っていないので、誰でもDIYで作ることができるんです。
そこでこの記事では、賃貸マンションの一室をDIYで改装した僕の趣味部屋(兼仕事部屋)を紹介しつつ、賃貸DIYに使用した材料や作り方を解説します。
賃貸DIYで決めること
賃貸DIYでおしゃれな趣味部屋(兼仕事部屋)を作るとなると、壁紙やら床材やらいろいろと決めることが多くて面倒くさそうな気がします。
しかし整理してみると、決めることは6つしかありません。
- 床面
- 壁面
- 窓
- 家具・収納
- 照明
- ドア・扉
この6つを順番に決めていくことでスムーズに部屋の改装をすすめることができます。
なかでも床・壁・窓の選び方で、部屋の雰囲気はほぼ決まります。
とはいえ組合せは無限にあるので、もし部屋のイメージがわかない場合はInstagramでハッシュタグ検索するのがおすすめです。
#hobbyroom #roomtour #roomgoals #room #roomdecor #diyhomedecor など
それでは賃貸DIYの参考例として、僕の自慢の趣味部屋(兼仕事部屋)のルームツアーをご覧ください。
床面
床は面積が広いため、選ぶ床材によって部屋の全体的な雰囲気がガラリと変わります。
最近は賃貸DIYに適した床材がいろいろと販売されていますが、僕が選んだのはクッションフロアです。
クッションフロアは安価なうえに施工が簡単なので、DIY初心者にもおすすめの床材です。
使用したのはサンゲツの「クッションフロア(シシリーウッド)」です。
クッションフロアの施工方法はとても簡単で、フローリングをマスキングテープで養生して「クッションフロア用両面テープ」で固定するだけ。
ビニール素材なので重いものを長期間のせておくと痕がついてしまいますが、もとのフローリングの保護にもなるのでおすすめです。ただ防音性・遮音性はほとんどありません。
壁面
部屋の壁紙を全て統一してしまうと少し面白みに欠けるので、2つの広い壁面の雰囲気を変えることにしました。
ブラック壁紙で無機質に
広い壁面の片側は無機質な黒壁にしてクールな雰囲気にすることにしました。
10種類以上の壁紙サンプルを取り寄せて検討した結果、サンゲツの「FAITH(TH30261)」という壁紙を選びました。
黒というより若干青みがかった濃いグレーという感じで、実際に壁に貼ってみるとめちゃくちゃかっこいいです。
ネット上でみる色味と実物の色味はかなり違う場合があるので、サンプルを取り寄せて確認してからの購入をおすすめします。
また、原状回復できるように貼ってはがせる壁紙糊「スーパーフレスコイージー」を使用しました。
今回が初めての壁紙張りだったのですが、「スーパーフレスコイージー」の粘着力が弱くてけっこう苦戦。
僕は1人で作業しましたが、もし手伝ってくれる人がいるなら2人で作業したほうが圧倒的に楽だと思います。
貼ってはがせる糊として販売されていますが、万が一のことも考えて試し貼りしてみて、きれいに剥がせるかどうか確認してから使用しましょう。
ラブリコと野地板でロッジ風の壁に
もう片側の広い壁面にはキャンプ用品やサバゲー用品を収納したかったので、ロッジをイメージした木の壁にしました。
壁に木を直接打ちつけることはできないので、「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」というDIYパーツを使用します。
詳しくは「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスターの使い方 | 賃貸DIYで作る棚や壁の実例集」をご覧ください。
「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」を使用して2×4材の柱を4本たて、「ワトコオイル(ダークウォルナット)」で塗装した野地板をビス打ちして壁を作ります。
この構造にしておけば、壁面に棚やフックなどの収納を自由に取りつけることができます。
木の壁の作り方について詳しく知りたい人は「賃貸DIY!ラブリコ(LABRICO)と野地板を使った木の壁の作り方」をご覧ください。
窓
床・壁と同じくらい部屋の雰囲気に影響をあたえるのが窓です。
選択肢はカーテンかブラインドかの二択になりますが、カーテンだと生活感が滲み出てしまうので迷わずブラインドを選びました。
カーテンをブラインドに変えるだけで部屋の雰囲気がかなり変わるので、ちょっとだけイメチェンしたいという人にもおすすめです。
使用したブラインドはタチカワブラインドの「シルキー」のホワイト。
ウッド調のカラーと迷いましたが、両サイドの広い壁面の色味が暗いので部屋全体のバランスを考慮して明るいホワイトを選びました。
ブラインドは雰囲気が変わるだけでなく、差し込む日光を調節できるのでとても便利です。
デスク
この部屋は趣味部屋だけではなく仕事部屋も兼ねているのですが、デスクにはデスクワークだけでなくレザークラフトや工作などの作業スペースも欲しいところ。
そうなるとかなり広いデスクが必要になるのですが、理想的なサイズのデスクが市販品では売っていなかったのでオリジナルデスクを作りました。
天板にはタモ集成材を使用し、「オスモカラー ウッドワックス」のウォルナットで塗装しました。
この塗料は塗装面に撥水加工ができるので、デスクの天板におすすめです。とても気に入っていてDIYで一番良く使う塗料です。
デスク下のスペースはできる限り有効活用したいので、IKEAの「ALEX」と「イレクターパイプ」で自作した収納棚を脚の代わりに使用しています。
また、たわみ防止のため天板の中央をIKEAの「ADILS」で支えています。
使っているPCやガジェットなどのデスク環境は、クリエイターブログの「デスクツアー | デザイナー・動画クリエイターに最適化した作業環境で快適にテレワーク」という記事で詳しく解説しているのでこちらもぜひご覧ください。
デスクライト
デスクライトは横幅2000mmを広範囲に照らせる光量は必須で、インテリアとしても部屋の雰囲気にマッチしたものが理想的です。
しかし、どこを探してもピンとくるデスクライトが見つからず、自分で作ってしまうことにしました。
ベースにしたのはこちらの「器具一体型 LED蛍光灯」です。
白いままだと事務所っぽい照明になってしまうので、ラストオリウムの「カモフラージュ ディープフォレストグリーン」で塗装しました。
そしてパナソニックの「蛍光灯用 ガード」を組み合わせます。
こちらも白いままだとかっこ悪いので、「アイアンペイント」で塗装しました。
デスク上に設置した「イレクターパイプ」に吊るすと、無骨でインダストリアルなデスクライトの完成です。
このように市販品にひと手間くわえて、自分好みのインテリアを作れるのもDIYの醍醐味です。
壁面収納
野地板で作った木の壁には棚などを追加して、キャンプ用品やサバゲー用品を収納できるようにしました。
キャンプ用品やサバゲー用品はただ収納できればいいというわけではなく、インテリアとしても大事な役割をもっています。
イレクターパイプで作った棚
デスク横に「イレクターパイプ」を使用して棚を作りました。
そのままの黒でもよかったのですが、「アイアンペイント」で塗装して無骨な雰囲気に仕上げました。
「ワトコオイル(ダークウォルナット)」で塗装した15mmのパイン集成材を棚板にして、ちょっとした小物の収納棚として使用しています。
キャンプ用品収納
野地板に「ウッディパンチングボード」を取り付けて、キャンプ用品の小物などをディスプレイしています。
パンチングボードと野地板のあいだに隙間がないとフックを使用できないので、パンチングボード専用の「止め具」で隙間を作っています。
斧やハンマーなどの大きめのキャンプ用品は、野地板に直接フックを取りつけてディスプレイしています。
このように木の壁を作ることで自由にフックを打ち込めるので、いつでもレイアウト変更が可能になりDIYの幅がとても広がります。
サバゲー用品収納
こちらはサバゲー用品の収納スペースです。
エアガンはハイロジックの「ツールダブルフック L型」を使用してディスプレイしています。
東京マルイの「VSR-10」と「CQB-R」にはMサイズ、「HK45」にはSサイズがちょうどいいサイズでした。
フック部分がゴム製になっているのでエアガンを乗せるととても安定し、傷つける心配もありません。
そのほかの小物や箱物を収納するためにハイロジックの「L型棚受」と1×8を使用して棚を作りました。
棚で使用する収納ボックス類はODカラーやマットブラックに統一してミリタリー感を崩さない配色にしています。
棚の下にはサバゲーのポーチやキャンプ用の椅子など、棚に置けない長物などをフックに吊るしています。
ツールキャビネット
壁面の端には「E-Value チェスト&キャビネット」を設置して、DIYの工具などを収納しています。
工具用のキャビネットは高価なものが多いのですが、この「E-Value チェスト&キャビネット」は比較的安く購入することができます。
素材はやや薄めで若干安っぽいですが、収納力があるのでかなり助かっています。
ラブリコで作る間仕切り(パーテーション)
黒壁側に「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」を使って間仕切り(パーテーション)を作りました。
「ヴィンテージパンチングボード」を使用してバス釣りのルアーなどの釣具を収納できるようにし、さらに壁面を拡張してロッドスタンドも作りました。
ルアー収納
「ヴィンテージパンチングボード」にルアーを引っかけるだけでは少しもの足りなかったので、「ラスティ」というエキスパンドメタルを使用して扉をつけてみました。
本来は扉のように使う商品ではないので無理くり感は否めませんが、見た目はかなりかっこよくなりました。
小物類には全てダイソーのパンチングボード用フックに引っかけていますが、リール置き場だけ強度のある「パンチングボード用線材棚黒」を使用しています。
ロッドスタンド
ロッドスタンドは1×3を加工して作りました。ロッドが傷つかないように余っていたレザーの端材で保護しているところもポイントです。
バス釣りのタックルボックスなどを収納するための棚は、「ピラシェル棚柱」と「ピラシェル棚受(2枚用)」を使用して作りました。1×4を2枚使うとピッタリサイズになります。
また「イレクターパイプ」でバス釣り用のバッグなどを吊るせるようにラック的なものを作りました。
このロッドスタンドはこれからさらに拡張する予定です。
資材置き場
DIYが趣味だとどうしても木材などの資材在庫が増えていきます。
部屋の隅にそのまま置いておくと見た目的に良くないので、間仕切りの裏に資材置き場を作りました。
間仕切りを作った一番の理由はこの資材置き場を作るためです。
また空いた空間に棚を作り資材だけでなく、工具やタックルボックスなども収納できるようにしました。
収納スペースは多くて困ることはありません。
照明
シーリングライトも部屋も雰囲気にかなり影響します。
しかし雰囲気だけを重視すると十分な明るさを確保できなかったり、照らしたいところを照らせなかったりするので機能性も考えて慎重に選びました。
僕が選んだのはニトリの「キャトル」です。
この照明は4灯すべてを自由に向きを変えることができるので、各壁面をそれぞれ照らすことができます。
ドア
最後に部屋のドアを「MT CASA」というマスキングシートでリメイクしました。
錆びマステという呼び名でDIY界で流行っているリメイクで、飽きたらいつでもきれいに剥がすことができます。
何か貼ってる感は滲みでてしまいますが、何もしないドアに比べると雰囲気が全然変わります。
まとめ
このように、賃貸マンションでもアイデア次第でこんなにおしゃれな趣味部屋を作ることができます。
完全に自己満足の世界ではありますが、自分の部屋くらい自分色に染めてニンマリする幸せな時間を作るのもいいではありませんか。
この記事が賃貸マンションだからという理由で部屋の改装を諦めかけていた人の参考になれば幸いです。