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ウォーキー
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流木の処理方法 | 水槽やインテリアに使う前のアク抜きや浮くときに沈める方法

爬虫類のケージレイアウトやアクアリウム水槽、インテリアやDIYの材料としても人気の高い流木ですが、使用用途に応じて適切な処理をする必要があるのをご存知ですか?

使用前にしっかりとした処理をしておかないと、虫がわいたり異臭を放ったりと悲惨なことになります。

ウォーキー

それはアカン!

そこでこの記事では、流木を使用する前にするべき処理方法や、水槽に沈まないときの対処方法について詳しく解説します。

この記事はこんな人におすすめです
  • アクアリウムや爬虫類ケージに天然流木を使いたい人
  • 拾ってきた流木の処理方法が知りたい人
  • 流木のアク抜きをしたい人
  • 流木が水槽に沈まず困っている人

爬虫類ケージやアクアリウム水槽、インテリアやDIYなどに流木を使用する人はぜひ最後までご覧ください。

目次

流木の洗浄処理

流木の洗浄

海や川で拾ってきた流木には泥汚れや得体の知れない汚れが付着しているため、必ず洗浄しましょう。

爬虫類ショップやアクアリウムショップなどで販売されている流木は比較的きれいな状態のものが多いですが、長期間売れ残っていた流木には何が付着しているかわからないので念のため洗浄しておくことをおすすめします。

汚れが落とせればどんな洗浄方法でもよいですが、石鹸や洗剤は生体に悪影響を与える危険もあるため使用しないようにしましょう。

流木のアク抜き処理

水に浸けた流木

流木から出るアクの正体は?

流木を水に浸けておくと徐々に水が茶色くなってきます。これは流木に含まれるタンニン・フルボ酸・フミン酸などが溶けだすことで変色するのですが、この変色の原因となる成分が総称してアクと呼ばれています。

クリアな水質のアクアリウム水槽を作るために流木のアク抜きをするのが一般的ですが、変色した水はブラックウォーターと呼ばれ栄養豊富で熱帯魚にとって住みやすい環境を作ることができるともいわれています。

流木のアク抜き方法

水に浸けおきする

もっとも簡単にアク抜きできる方法が、浸けおきです。

流木をバケツなどの容器にいれて水に浸けおきし、水が茶色くなってきたら水を入れかえてまた放置する。

水が濁らなくなるまでひたすらこれを繰り返します。

とても簡単な方法ではありますが、アクを抜くのにかなりの時間が必要です。

小さい流木でも完全にアク抜きできるまでに早くても数週間〜1ヶ月はかかったので、大きな流木をこの方法で完全にアク抜きしようとすると数ヶ月はかかるでしょう。

お湯に浸けおきする

お湯に流木を浸けた発泡スチロール

発泡スチロールなどの断熱容器にお湯(できるだけ高温)を入れて流木を浸けて放置します。

ホームセンター販売している発泡スチロールは丈夫で扱いやすいですが、値段がそこそこ高いのでスーパーや魚屋でもらうのがおすすめです。

アク抜きして濁ったお湯

水に比べるとかなりの早さで水が濁ります。

水と同じように毎日お湯を入れかえてお湯が濁らなくなるまで繰り返します。

写真の量の流木だと毎日お湯を入れ替えて約10日間で水が濁らなくなりました。

アク抜き剤や重曹を使う

熱帯魚ショップなどで販売されている流木専用のアク抜き剤を使用すれば、短期間でアクを抜くことができます。

ただアク抜き材は成分がほぼ重曹と同じため、重曹を使用してアク抜きする人も多いようです。

実際にアク抜き剤や重曹でアク抜きをしてみると、水道水に比べると水が濁るのが早い気がしますが、お湯に浸けたほうが早く濁る気がします。

重曹で浸けた流木はアルカリ性に傾きます。そのまま水槽に入れると水質もアルカリ性に傾くため、水槽に入れる前に真水に浸けて重曹を抜く作業が必要になります。

鍋で煮沸する

流木を煮沸することで、とても短い時間でアク抜きすることができます。

流木がはいる大きな鍋が必要になりますが、煮沸することでアク抜きと同時に流木に潜む菌を殺菌することができるため衛生面でのメリットも大きいです。

流木のなかには煮沸することで樹脂(タール)が溶け出す物もあるので、アクアリウムに使用する場合は注意が必要です。

流木を水に沈める沈水処理

アクアリウム水槽に使用する流木は水に沈める必要があるのですが、流木によっては水に浮いてしまうことがあります。

流木が水に浮いてしまう原因は流木に含まれる空気なのですが、この空気を流木から追いだす処理のことを沈水処理といいます。

もっとも効果的な沈水処理は?

これまでさまざまな方法で沈水処理に挑戦してきました。

流木の沈水方法
  • 水に浸けおきする
  • 煮沸する
  • 穴を開ける

実際にやってみた結果、それぞれの方法だけでは流木を沈めることができませんでしたが、すべての方法を組み合わせることで効率よく水に沈めることができました。

つまり、流木に穴を開けてから煮沸し、さらに水に長期間つけておく方法です。

しかし流木によっては数カ月かかる場合があるので、重石やテグスを使用して強制的に沈めてしまうのが手っとり早いです。

正しい流木の処理手順

ここからは拾ってきた流木をアクアリウムや爬虫類のレイアウトに使用できる状態にするために、短期間で効率よく下処理する手順をご紹介します。

STEP
重曹水に1〜2日浸けおきする
タライに浸け置きした流木

重曹は流木のアク抜きにも使用しますが、ここではアク抜きが目的ではなく流木の表面こびりついた汚れや苔を取れやすくするために使用します。

また水に浸けることで、流木に潜む虫を窒息させて駆除することも可能です。

大量の流木をまとめて処理したいときはホームセンターで販売している水抜栓付きのタライがおすすめです。水抜栓付きなので野菜などを洗うのにも便利そうですが、一般家庭ではまず必要ありません。

STEP
ブラシでこすり洗い
ブラシで流木をこすり洗い

拾ってきた流木は土や苔などの汚れがひどいので、ブラシで念入りにこすり洗いします。

重曹水に浸けておくと軽くこするだけで綺麗に汚れが取れてくれます。

このときに木が腐っている部分(手で触ってみて柔らかい部分)を取りのぞきます。

腐敗がひどい流木はアクアリウムにも爬虫類のレイアウトにも向いてないのでこの時点で廃棄します。

STEP
穴を開ける
流木にドリルで穴を開ける

アクアリウム水槽など水中で使用する場合は、あらかじめドリルで穴を開けておきます。

穴を開けた流木

穴は必ず貫通させて、とにかく開けられるだけたくさんの穴を開けるのがポイント。

アクアリウム水槽で使用する場合はこの穴がエビや小さな魚の隠れ家にもなるかも…。

STEP
鍋(寸胴)で煮沸消毒・アク抜き

アク抜きと沈水、そして流木内部に潜む害虫の駆除や殺菌のために煮沸します。

少量の流木のアク抜きであれば小さな鍋でも大丈夫ですが、大量の流木をアク抜きする場合は大きな鍋(寸胴)を準備しましょう。

寸胴
カレーなら100人前は作れます。

巨大タライ同様、一般家庭ではまず必要ありません。

アク抜き効果の検証のため、すでにお湯と発泡スチロールでアク抜き済みの流木を煮沸してみます。

流木を入れた寸胴

鍋に流木を入れ注水します。流木が水に浮いてしまう場合はレンガなどで押さえつけて煮沸します。

このとき重曹を入れて煮込むと効果が倍増します。

煮込むとアクが出てくる

沸騰するとすぐに大量のアクが出てきました。

水面に浮いたアクは鍋をするときと同じ感じで取りのぞき、30分ほど煮込んでから鍋から取りだします。

アク抜き後の濁った水
これぞブラックウォーター。

お湯と発泡スチロールで10日間かけてアク抜きしたはずの流木でしたが、煮沸することで大量のアクが出てきました。

濁ったお湯を捨てて再度30分間ほど煮込むと、また同じくらい茶色く濁りました。

おそらくさらに煮込めばまだまだ茶色くなると思いますが、これ以上煮込むと流木がボロボロになってしまうので、1時間(30分煮込み、水を入れ替えてさらに30分煮込む)にとどめておきます。

STEP
水に浸けおきする
発泡スチロールで水に浸けた流木

アクアリウム水槽に使用する場合は、流木を鍋から取りだして水に沈むまで浸けおきします。

沈むようになったら水のpHを確認し、生体の環境に適している数値がでれば水槽にレイアウトして使用します。

STEP
乾燥させる
乾燥前の流木

爬虫類ケージのレイアウトやインテリアなどに使用する場合は、アク抜き後にしっかりと乾燥させます。

中途半端に湿っているとカビが発生したり腐敗する可能性があるので、完全に乾燥させる必要があります

本来は直射日光で天日干しするのが最適ですが、季節や天気に左右されたりせっかく綺麗になった流木が埃や黄砂などで汚れてしまう可能性があるので、浴室の乾燥機能の使用がおすすめです。

乾燥後の流木

流木内部の水分は下へと降りていくため、流木の下は水はけを良くしておく必要があります。

写真ではメタルラックの棚板を使用していますが、新聞紙やペットシーツを敷いても乾燥を促してくれます。

STEP
レイアウトする
レイアウトした流木

乾燥させた流木を爬虫類の飼育ケージにレイアウトしてみました。

バスキングスポットとしてはもちろん、小さな生体ならシェルターにもなる爬虫類向け流木です。

ウォーキー

いい感じ!

フトアゴヒゲトカゲなど爬虫類の飼育ケージに流木を使用する場合のレイアウト例は特集記事【フトアゴヒゲトカゲ(爬虫類)の流木レイアウト】をご覧ください。

水槽にも設置してみようと思ったのですが、ここでトラブル発生。

水に浮いてしまう流木
沈まない。

10数本の流木を処理しましたが、半分以上は水に浮いてしまいそのままでは沈みませんでした。

STEP
再び沈水処理

さらに水に浸けおきして完全に沈むまで放置します。

約1カ月で完全に沈むようになりました。

流木のなかにはここまで沈水処理をしても沈んでくれない場合もあります。

まとめ

流木をわざわざ川に拾いにいって、タライや鍋などの道具をそろえて、アク抜きなどの処理をする労力は凄まじく、ショップで処理済みの流木を買ってしまったほうが楽なのは間違いありません。

しかし、レイアウト映えするかっこいい流木を自分で探す旅というのもまた1つの趣味です。

それぞれのライフスタイルにあった流木ライフを楽しみましょう。

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