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フトアゴヒゲトカゲのボビング | 彼らがボビる3つの意味
フトアゴヒゲトカゲが意志を伝える行動の1つにボビング(ヘッドボビング)があります。
頭を上下に振るコミカルな姿が可愛いい!と話題になりますが、フトアゴヒゲトカゲのボビングにはいくつかの種類があるのをご存じでしょうか?
伝えたいことが違う!
そこでこの記事ではフトアゴヒゲトカゲのボビングについて詳しく解説します。
フトアゴヒゲトカゲのボビングとは?
フトアゴヒゲトカゲがアゴを膨らませて頭を上下に振る行動をボビング(ヘッドボビング)と呼びます。
ボビングにはフトアゴヒゲトカゲがもつ縄張り意識や上下関係などが影響し、何かしらの意思表示をしたいときに発動します。
ヤングアダルト〜アダルトのオスのフトアゴヒゲトカゲによくみられる行動ですが、メスもしないことはありません。
ボビングの種類
フトアゴヒゲトカゲのボビングは3種類あり、それぞれ違った意思表示をしています。
- 威嚇
- 降伏・服従
- 交配時
威嚇のボビング
フトアゴヒゲトカゲが自分の縄張りを守るときやほかの縄張りを奪うときに、相手のフトアゴヒゲトカゲを威嚇するためにボビングが発動します。
アゴを黒くして膨らませ頭を高速で上下に振るボビングで、オス同士の遭遇時によくみられます。
やんのかコラッ!?
怒りが頂点に達すると地面をバシバシ叩くこともあります。
十分な縄張りを確保できない飼育ケージで多頭飼いしていると、メス同士でも発動することがあります。
フトアゴヒゲトカゲはとても縄張り意識が強く、縄張り争いに敗れたフトアゴヒゲトカゲにかなりのストレスを与えることになるため、狭い飼育ケージでの多頭飼いは絶対にやめましょう。
またフトアゴヒゲトカゲ以外の爬虫類や動物、ときには飼育者に対しても発動するので、高速ボビングをしているときはブチギレしていると思ってください。
降伏・服従のボビング
フトアゴヒゲトカゲ同士が対峙したとき、自分より相手のほうが上だと判断したときにボビングが発動します。
頭をゆっくりと上下に動かすボビングで、アームウェービングと同じく降伏・服従の意味をもちます。
すんません…
アームウェービングについて詳しく知りたい人は「フトアゴヒゲトカゲのアームウェービング | 彼らが手を振る4つの理由」をご覧ください。
交配時のボビング
発情期のオスのフトアゴヒゲトカゲによくみられるボビングです。
威嚇のボビングと似ていて、メスを見つけるとアゴを黒くして膨らませ高速で頭を上下させ交配を迫ります。
俺のことどう思う?
これに対してメス側の受け入れ準備ができている場合、服従のボビングやアームウェービングで受け入れの意思表示をします。
我が家にいるフトアゴヒゲトカゲはほとんどオスなので、とくに繁殖シーズンの11月〜2月くらいまではボビングの嵐です。
まとめ
フトアゴヒゲトカゲのボビングは種として一般的な行動なので、とくに問題視する必要はありません。
ただ同じ部屋に複数のオスがいる場合は必ず縄張り争いが発生します。
できるだけお互いの姿が見えないように配置したり、別の部屋に引っ越すなどの配慮をしてストレスを軽減してあげましょう。